簡単に言えば、GS1 Digital LinkはバーコードをWebアドレスに変える仕組みです。これにより、対象物に関する情報や追加データがより広いインターネットの一部となり、消費者、小売業者、ブランドオーナーなど、サプライチェーンに関わるすべての人が、更新可能な幅広い製品情報にアクセスできるようになります。いわば、組み込みセンサーやマイクロチップのないモノのインターネット(IoT)のようなものです。
デジタルリンクは、QRコードなどの2次元バーコードにエンコードされます。この2次元バーコードはデータキャリアとして機能し、製品に付けたりパッケージに印刷したりできます。スキャンすると、デジタルリンクのQRコードがユーザーをWebリソースへリダイレクトし、製品情報にアクセスできるようにします。
最も興味深いのは、店舗のレジでPOSスキャナーを使ってデジタルリンクのQRコードをスキャンすると、ほかのバーコードと同じように動作し、価格やSKUなどの情報を提供する点です。一方、製品パッケージ上の同じコードを消費者がモバイル端末でスキャンすると、関連コンテンツやブランドのWebページにリダイレクトされます。
もちろん、まず思い浮かぶランディングページの選択肢は、FDA承認の栄養成分表示やEUのデジタル製品パスポートでしょう。しかしそれだけでなく、製品をプロモーションキャンペーンのランディングページにつなげたり、オンラインショッピングを促したり、モバイルアプリのダウンロードを促したり、使い方の動画を見せたり、ソーシャルメディアアカウントを含む複数のリソースやプラットフォームへのWebリンク一覧を提供したりすることもできます。
消費者向け情報、ブランドロイヤルティ、サプライチェーンの効率化をひとつにまとめた最適なソリューションによって、あらゆるマーケターや業務管理者の夢が実現します。
水のボトルやスマートフォンの箱に、異なるレベルの情報を提供するために従来のバーコードとQRコード(さらにはRFIDラベルも)の両方を付ける必要は、もうありません。たったひとつのコードですべてをまかなえるのです。
GTINなどの標準的な製品識別子を伝えると同時に、消費者体験を劇的に向上させるひとつのコード。それがGS1 Digital Linkです。
